派遣スタッフの中には、勤務してすぐに辞めてしまう人がいます。
もちろん、長年勤務し企業からの信頼が厚い真面目な派遣スタッフが多くいるのも事実ですが、同時にすぐに辞めてしまう派遣スタッフがいるのもまた事実です。
では、一体彼らはどんな理由で辞めてしまうのでしょうか。
辞める理由を分かって事前に対処していれば、離職率を食い止められるかもしれません。
この記事では、派遣スタッフがすぐ辞める5つの理由、辞めやすい職場、派遣先企業として気をつけるべきことをまとめました。
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記事の目次
1. 派遣社員がすぐ辞める5つの理由
エン派遣の働く人の実態調査によると、81%の派遣スタッフは仕事の悩みが「ある」と答えました。
悩みは仕事への意欲を削ぎ、最悪辞めるという事態を引き起こす大きな要因となります。
では、派遣スタッフが一体どんな悩みを抱えているのかを紐解いてみましょう。
以下は、どんなことで悩むのかをアンケート調査した結果です。
引用元:>>教えてエン派遣「仕事の悩み(2020年4月調査)について」
上位から
「給与・待遇」41%
「仕事内容」27%
「雇用の安定性」26%
「就業先の上司との人間関係」22%
「就業先の社員との人間関係」22%
・・・となっています。
派遣スタッフならではの給与といった待遇面の不安のほか、仕事の内容・量、現場での人間関係も大きく影響していることがわかります。
この調査結果や様々な派遣スタッフの声を元に、派遣スタッフが辞める大きな5つの理由を挙げます。
派遣社員がすぐ辞める5つの理由
fa-check-square-o待遇面での不満
fa-check-square-o人間関係の悩み
fa-check-square-o仕事内容のミスマッチ
fa-check-square-oスキル不足
fa-check-square-o責任感があまりない
ひとつずつご紹介していきます。
1:1. 待遇面での不満
正社員と比較すると派遣スタッフは年収が低くなっており、エン派遣の調査によると「賃金や手当の改善をしてほしい」人が65%にものぼるそうです。
待遇面での不満が生じる原因としては、昇給・賞与・交通費の支給がないこと等が挙げられます。
こちらに関しては、派遣先企業が対策を講じるというより派遣の制度自体に問題があります。現在は「同一労働同一賃金」により、待遇格差を解消するための制度も新たに設けられているので、今後少しずつ改善していくでしょう。
1:2. 人間関係の悩み
アンケート調査でも「就業先の上司/社員との人間関係」に関する悩みが同位にランクインしました。
どこの職場においても、人間関係のいざこざは必ずと言っていいほど起きます。派遣スタッフだと社員が無意識的にも自分の立場が上と考えてしまい、勝手に上下関係を作ってしまいます。
そこで、派遣スタッフが孤独を感じてしまったり「自分は必要がない」と思いつめてしまう傾向があります。
1:3. 仕事内容のミスマッチ
いざ業務を開始してみると、「想像していたものと違う」「募集要項に書いてなかったことも頼まれる」「自分に合わないと思った」など様々な理由で仕事内容とのミスマッチを感じるようです。
派遣先企業としては、募集時点でしっかりと仕事内容を明文化し、雇い入れた後も指導者をつけて、派遣スタッフが安心して業務を遂行できるよう見守りましょう。
1:4. スキル不足
求人募集の段階では比較的ラクな業務に見えても、いざ就業してみるとスキル不足を感じてしまうといった声も聞かれます。
特に、求人でよく見る「未経験OK」といった類のものはギャップを感じさせやすいようです。
すべてという事ではありませんが、過度な広告や見せ方は、結果的にミスマッチを生むことにもなり兼ねないため注意が必要でしょう。
1:5. 責任感があまりない
もちろん、全ての派遣スタッフがそうという訳ではありませんが、派遣という労働形態は働き方や場所・時間を自分の好きなように選べるという点にメリットがあります。
しかし、いざ入社してみると派遣先企業の勤務スタイルが自分と合っていないと感じることがあるようです。
派遣と正社員とで責任の比重が違うように、自分と合わないと感じたらすぐに離職などのアクションを起こせるのも派遣ならではです。
辞めても派遣会社が仲介してくれることから、本人が責任を感じにくいという点も離職を助長してしまうのでしょう。
2. 派遣社員がすぐ辞める職場とは
派遣スタッフが辞めてしまう理由をご紹介してきましたが、原因は派遣スタッフだけにあるとは限らず、職場環境にも共通した理由があります。
以下一部をご紹介します。
- 決まった仕事がなく流動的
- セクハラまたはパワハラがある
- 職場で放置されている
- 仕事仲間と合わない
- 教育研修が不十分
- 不衛生な職場
- 忙しすぎる
- ルーティンワークが多い
- 派遣先指導者と合わない
- 残業が多すぎる
- 交通に不便な職場
- 職場内の人間関係が悪い
いくつか当てはまった場合、職場の環境自体が派遣スタッフがすぐ辞める原因を作り出していると疑ってみる必要があるでしょう。
3. 派遣先がスタッフ定着のためにするべきこと
派遣スタッフが職場に定着しないことは、その業務が滞るだけでなく、派遣スタッフが抜けた分の業務負担を補うための人的負担が増えるなど、会社全体の経営にも悪影響を及ぼしかねません。
派遣スタッフを長く定着させるために、派遣先企業としてどのような工夫が考えられるでしょうか。
派遣先がスタッフ定着のためにするべきこと
fa-check-square-o待遇の改善
fa-check-square-o募集要件の改善
fa-check-square-o業務内容の見直し
fa-check-square-o話しやすい環境づくり
fa-check-square-o定期的な研修の実施
ひとつずつご紹介していきます。
3:1. 待遇の改善
派遣スタッフは、どんなに優秀な方でも正社員と同じ責任や権限の仕事をするのが今現在難しいことが多いです。
仕事の責任・権限の観点から正当な評価をしてもらい、それに見合った報酬を受けるには正社員になる以外の方法がないのが現状です。
そのため、不公平感を感じ離職するという選択肢が発生しやすくなっていると言えます。
前述でもご紹介しましたが、2020年に同一労働同一賃金制度が施行されたことにより、派遣スタッフの労働条件・環境の緩和がなされました。
派遣会社とも相談の上、賃金の引上げや各種福利厚生制度の見直しの努力等するべきでしょう。
3:2. 募集要件の改善
派遣スタッフが辞めてしまう理由に「スキル不足」を挙げましたが、応募の段階で募集要件と人選者のスキルが見合っているかきちんと確認できていたでしょうか。
たしかに派遣の場合、正社員と違って十分な選考プロセスがないまま就業を開始してもらうので見極めが難しい面もありますが、そこはあらかじめ派遣会社にも相談のうえ、明確にしておきましょう。
とくに「未経験OK」の募集職種では、門戸が広い分ミスマッチもおこりやすいです。そのような場合は、最初から経験者を雇うなどしてみるのも手です。
また例えば、若手がすぐに辞めてしまう傾向にあれば募集年齢を上げてみるなど、固定概念にとらわれずに広い視点で人選をしてみることが重要です。
3:3. 業務内容の見直し
派遣スタッフの不満としてよく挙げられるケースですが、依頼する業務内容がはっきりしておらず「何をしたらいいのかわからない」といった声を耳にします。
それが原因で、自分の会社での立ち位置が分からずモチベーションが下がってしまうこともしばしばあります。
仕事内容はなるべくシンプルに限定してあげたほうが、派遣スタッフは定着しやすいでしょう。
3:4. 話しやすい環境づくり
派遣スタッフはわずかな研修期間で業務に取り組むため、人間関係を十分に構築できないまま現場に入ることが多々あります。また、派遣スタッフに疎外感を感じさせるような扱いを知らずのうちにしてしまっているケースもあります。
派遣先企業の現場としては、派遣スタッフが環境に溶け込めるように配慮する必要があるでしょう。
- 派遣スタッフの教育担当を明確にする
- 受け入れ前、現場に周知徹底する
- 初日に自己紹介の場を設ける
- 定期的に声掛け等してフォローする
- 休憩時間を有効活用し、コミュニケーションの場づくりをする
疎外感を感じさせないためには、とにかく相手を理解しようと努め頻繁に声をかけてあげることが大切です。
3:5. 定期的な研修の実施
入社前研修をのぞき、派遣スタッフは業務開始後、派遣先企業の研修を受ける機会がなかなかありません。
派遣先企業の社員であれば、定期的な研修が会社で組まれているので問題ありませんが、派遣スタッフはどうしても放置されがちです。
業務開始後も、定期的な研修を行うことで、普段仕事をしている上で不安なことやわからないことを随時解消させましょう。
それが、より高いパフォーマンスとトラブル防止にもつながります。
4. まとめ
この記事では、派遣スタッフがすぐ辞める5つの理由、辞めやすい職場、派遣先企業として気をつけるべきことをご紹介しました。
退職してしまう事情は派遣スタッフ1人1人異なりますが、だからといってせっかく雇い入れたのにすぐ辞められてしまうのも困るでしょう。
派遣スタッフと派遣会社、そして派遣先企業と3者それぞれが就業しやすい環境づくりに努力してこそ、優秀な人材が長く就労し企業としての発展にも繋がります。
派遣スタッフがすぐやめてしまうとお困りの企業担当者様はぜひ参考にされてみてください。