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人材派遣には顔合わせ/職場見学というものがあります。
これは、派遣スタッフと派遣会社が派遣先企業へと出向き、業務内容などを確認する行為です。

顔合わせ/職場見学について理解しておかないと、法律に触れる行為をおかしてしまう懸念があります。

この記事では、顔合わせ/職場見学を行う際に、派遣先企業担当者として押さえておくべき基礎知識や当日の流れ、質問集などをご紹介します。

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1. 人材派遣|顔合わせ/職場見学とは

派遣で人材を採用する際のプロセスに、顔合わせ(職場見学)と呼ばれるものがあります。

これは派遣スタッフの希望による会社見学のことで、派遣会社の担当者と一緒に派遣先企業へと出向き、業務内容を確認することです。
派遣スタッフが仕事内容・職場環境を把握することが目的となっています。

派遣の顔合わせ・職場見学

派遣の顔合わせ/職場見学の趣旨
派遣スタッフ自らの判断のもと実施される
派遣先が評価をくだすためのものではない
事前業務打ち合わせ・仕事を受けるor受けないを判断するのは派遣スタッフ

Check!顔合わせ/職場見学は面接・選考ではありません。
もしも派遣スタッフに対する評価を派遣先が派遣会社に伝えた場合、”派遣スタッフを特定することを目的とした行為”に該当するため、禁止事項に抵触する可能性があります。

2. 人材派遣|顔合わせ/職場見学の流れ

具体的に、顔合わせ/職場見学の内容と流れを見てみましょう。
まず派遣スタッフは、お仕事を紹介してもらった段階で、顔合わせ/職場見学の案内があれば参加することができます。
必須というわけではありませんが、だいたいの派遣スタッフは参加します。

STEP1. 業務内容の説明

派遣スタッフは、あらかじめ派遣会社のほうで用意されている求人情報により業務内容をある程度把握しています。
しかし認識の齟齬を防ぐためにも、あらためて派遣先企業から直接詳細を伝える必要があります。

以下、①必ず説明すること ②必要に応じて説明することをご紹介します。

①必ず説明すること

項目 チェック
業務内容
パソコン等の使用頻度・求められるスキルレベル・使用するソフトウエア
事業所及び部署の年齢層・男女比
1日・1ヶ月の業務の流れ
残業の有無・時期・程度
他の派遣労働者の就業状況
職業環境・社風

②必要に応じて説明すること

項目 チェック
現金・有価証券等の取扱い
部署内で当番になる業務等
会社行事への参加の有無
朝礼・当番時のタイムカードの記入方法
不定期の休日

STEP2. 自己紹介

派遣スタッフの方から、今までの職歴や派遣歴について出来る範囲での説明がされます。
ただし、自己紹介では特定行為を避けるべきであるため、家族構成や年齢などといったプライベートな内容は話されません。

STEP3. 職場見学

次は、派遣スタッフに実際の職場を見学してもらいます。
「ここで働いていけそうか」、「社員・会社全体の雰囲気はどうか」など、派遣スタッフがなるべく働くイメージを膨らませられるように配慮しましょう。

Check!職場見学のやり方は企業によりさまざまですが、業務内容の説明も同時に行いましょう。担当者による説明や、DVD・紙を使って資料を見せるのもよいでしょう。また、メーカーならば自社商品を紹介したり、IT企業の場合は使用するソフトウェアや開発環境を見せることもよいです。

STEP4. 質疑応答

業務上質問しておきたいことについて、派遣先企業・派遣スタッフの双方で質疑応答します。
業務スキルや経験等で不明な点があれば、このタイミングで質問をしましょう。

なお、特定行為に該当するものを質問した場合、派遣法第26条第6項の禁止事項に当たる可能性があるので注意が必要です。
具体的な質問事項の例は>>4. 人材派遣|顔合わせ/職場見学の質問集で紹介しています。

Check!特定行為とは
派遣労働者を特定することを目的とした行為です。派遣先企業は労働者派遣契約の締結に際して、派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないよう努めなければならないのです。
参考:>>労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律

STEP5. 顔合わせ/職場見学終了

質疑応答が終わったら、顔合わせ/職場見学は終了となります。
後日、派遣会社から連絡が入るのを待ちましょう。

派遣会社は訪問時のやりとりや訪問後に派遣スタッフからヒアリングした意向をふまえて、適切な派遣先企業であるか否かを決定します。もちろん、最終的に派遣就業へと至らないケースもあります。
その際に判断基準となるのは以下の点です。

派遣就業に至らない例
  • 派遣先が求める業務を、派遣スタッフに遂行能力がないと判断した場合
  • 職場環境が派遣スタッフに適合しないと判断した場合
  • 派遣スタッフが勤務を希望しない場合

派遣の可否判断

Check!派遣先は明言しなかったとしても、別の候補者の派遣を希望していることを、顔合わせした派遣スタッフを見送りとする理由に結びつけてはいけません。あくまでも、最終判断は派遣会社の責任のもと適切に行います。

3. 人材派遣|顔合わせ/職場見学の注意事項

続いて、顔合わせ/職場見学の際に注意するべきことを4つご説明します。

顔合わせ/職場見学の注意ポイント
派遣スタッフ・派遣先・派遣会社の3者が同席すること
1ポジションにつき1人/1回に限られている
業務説明は、派遣業務に関連することに限定しそれ以外は控える
プライバシー・個人情報に関わる質問は控える

3:1. 派遣スタッフ・派遣先・派遣会社の3者が同席すること

派遣会社は、顔合わせ/職場見学がきちんと適正にル-ルに則って行われるよう、また必要に応じて派遣スタッフをサポ-トするため同席します。
なお、派遣スタッフの希望によっては派遣スタッフが1人で訪問するケースもあります。

3:2. 1ポジションにつき1人/1回に限られている

例えば派遣予定のポストが1人の場合、顔合わせ/職場見学は1回につき1人の派遣スタッフに限られています。
もし以下のようなことを行った場合、特定行為に触れてしまう可能性があります。

特定行為に触れるおこない
  • 複数の派遣スタッフを訪問させる
  • ポストの数を超える回数の訪問を受ける

3:3. 業務説明は、派遣業務に関連することに限定しそれ以外は控える

派遣業務に関連する説明とは、
【具体的な業務内容、必要とする業務スキル、配置状況(人数、構成など)、職場環境(設備、食堂、喫煙・禁煙など)、勤怠手続、服務や規律、福利厚生】といったことです。
それ以外は控えましょう。

3:4. プライバシー・個人情報に関わる質問は控える

以下のようなプライバシー・個人情報に関わる事項は質問してはいけません。

質問で留意するべき事項
本籍・住所
氏名・年齢
既婚・未婚の別
結婚・出産の予定
出身学校名
家族構成
前職の会社名・退職理由
家族の学歴・職業
住居とその環境
宗教・信条
尊敬する人物
支持政党・加入団体
国籍

4. 人材派遣|顔合わせ/職場見学の質問集

続いて、派遣スタッフへ質問する際の例文をいくつかご紹介します。
その質問から派遣スタッフの業務スキルや、働くスタイルなどを把握できるものが望ましいでしょう。

4:1. 質問例

例文① 「これまでの職歴を教えてください」
例文② 「残業・休日出勤・シフト変更に対応出来ますか」
例文③ 「通勤時間・手段を教えてください」
例文④ 「○○(仕事内容)は対応出来ますか」
例文⑤ 「今まで培ったスキルについて教えてください」

4:2. NGの質問例

一方で、以下は質問してはいけない事項の例です。
主には、前述した特定行為にあたる可能性があるものとなります。

例文① 「ご結婚はされていますか」
例文② 「お子さんはいらっしゃいますか」
例文③ 「家族構成を教えてください」
例文④ 「信仰宗教を教えてください」
例文⑤ 「国籍を教えてください」

5. まとめ

人材派遣を依頼するうえで、避けて通れない顔合わせ/職場見学。
派遣スタッフに「この職場で働きたい!」と思ってもらうためにも、制度をしっかり理解して万全の態勢で臨めるようにしましょう。
とくに特定行為に触れることは一層注意すべきポイントです。

これらをきちんとクリアにして、即戦力となる優秀な派遣スタッフを雇い入れましょう。


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