
「派遣の顔合わせってほぼ採用なの?」
「顔合わせで落ちることはある?」
派遣の顔合わせは選考ではなく、就業前の最終確認を目的に行うため、ほぼ採用ですが100%ではありません。
勤務条件が合わない、スキルが事前想定と異なるなどの理由で、派遣先から就業が難しいと判断される場合があります。
>>派遣の顔合わせ(職場見学)はほぼ採用?真相と採用率を解説
確実に採用を勝ち取るには、目的や不採用の理由を理解し、効果的な対策をしておくことが大切です。
記事の目次
派遣の顔合わせ(職場見学)はほぼ採用?真相と採用率を解説

派遣の顔合わせ(職場見学)は、ほぼ採用に近いですが、採用率が100%というわけではありません。
企業側は、ミスマッチを防ぎたいという理由で慎重な判断をするため、中には採用に至らない場合もあります。
「ほぼ採用と聞いていたのに落ちた」と後悔しないためには、顔合わせの実態とリアルな採用率を理解することが大切です。
派遣の顔合わせはほぼ採用だが採用率100%ではない
派遣先が選考行為を行うことは、労働者派遣法の第26条6項で禁止されているため、顔合わせまで進めばほぼ採用です。※
しかし、顔合わせでは事前情報との整合性や、勤務条件の最終確認などが行われます。
派遣先が認識していたスキルや条件と相違がある場合、採用が見送られる可能性があるため、採用率100%ではありません。
労働者派遣(紹介予定派遣を除く。)の役務の提供を受けようとする者は、労働者派遣契約の締結に際し、当該労働者派遣契約に基づく労働者派遣に係る派遣労働者を特定することを目的とする行為をしないように努めなければならない。
※参照:労働者派遣事業の適正な運営の確保及び派遣労働者の保護等に関する法律(労働者派遣法)|e-Gov
派遣の顔合わせで不採用となる確率
顔合わせは選考目的ではないため、不採用となる確率は低いです。
しかし、条件不一致や対面時の態度で就業が難しいと判断された場合、不採用となるケースがあります。
>>派遣の顔合わせで不採用となる理由・原因
不採用率の公的な統計データは存在しませんが、実務上では決して油断はできないステップと捉えておくのが賢明です。
顔合わせで不採用になったという方は、全体の約3~4割程度の印象です。
そのまま採用になる方も多くいますが、当日の態度や派遣先の事情から見送りになるケースもあります。
選考ではないからと油断をせず、適切な対策をしておくことが、顔合わせの成功に繋がります。
派遣の顔合わせとは?顔合わせの3つの目的
派遣の顔合わせとは、契約前に仕事内容やスキルの最終確認を行うことです。
形式上は面接ではありませんが、実態としては採用の可否を判断する重要なプロセスであり、顔合わせでの合意が就業確定に直結します。
派遣の顔合わせを行う主な目的は3つです。
1.業務内容やスキルのミスマッチを防ぐため
派遣の顔合わせでは、具体的な業務内容の説明やあなたのスキルを細かく確認します。
求人票の情報だけでは、実際の作業量や難易度まで把握しきれず、早期離職のリスクが生じるためです。
双方が納得感を持って業務を開始できるよう、これまでの経験を具体的に提示したり、不明点をクリアにしたりする場として活用されます。
- 使用ツールやソフトの説明
- 1日のタイムスケジュール紹介
- メイン業務を詳しく解説
- OAスキルのレベルチェック
- 過去の類似業務での処理スピードの確認
- メイン業務に付随する細かい作業の説明
2.求職者の人柄や雰囲気を体感するため
顔合わせでは、実際に会わないとわからない求職者の人柄や雰囲気も確認しています。
主に、既存メンバーと円滑に連携できるかという視点で、あなたの表情やコミュニケーション能力をチェックします。
また、求職者側にもリアルな職場の雰囲気を感じてもらい、就業後のギャップを減らします。
- 第一印象・雰囲気に好感が持てるか
- 挨拶やビジネスマナーがあるか
- 受け答えは明確にできているか
- 業務説明を聞くときの姿勢・態度は良いか
- 既存社員との相性は問題なさそうか
3.勤務条件の相互確認を行うため
顔合わせでは、残業時間や業務範囲など、勤務条件の細かい相互確認も重要です。
対面で1つずつ確認することで、契約内容と実務のズレによる就業後のトラブルを避けます。
たとえば、イレギュラー対応や直近で決まった新しい条件など、求人票には記載がない勤務条件が説明される場合もあり、注意が必要です。
相互確認で合意に至らない場合には、就業が見送られる可能性があります。
関連記事:人材派遣の顔合わせ/職場見学の流れや注意点を徹底解説
派遣の顔合わせで不採用となる理由・原因
派遣の顔合わせで不採用となる主な理由は、以下の4つです。
派遣の顔合わせは選考ではないですが、派遣先が実務適性や人物像を確認する重要な場です。
準備不足や認識のズレがあると、採用の見送りにつながります。
他の候補者がいて比較をされた
派遣先が、複数の派遣社員と顔合わせをしている場合、経験・スキル・人柄などを総合的に比較されます。
特に、派遣先が以下のような場合には、比較をされる可能性が高いです。
- 複数の派遣会社で人材募集をしている
- 派遣社員を複数名採用する予定がある
他の候補者がいる派遣先では、対策を入念に行い顔合わせに挑むと良いでしょう。
コミュニケーション能力に問題があった
派遣先企業は、即戦力だけでなく、職場へ円滑に溶け込める人物像を求めています。
たとえば、受け答えがあいまい・声が小さい・視線を合わせないといった態度は、実務スキルが高くてもマイナス評価につながります。
コミュニケーション能力に不安を感じる方は、事前に対策をしておくと安心です。
>>派遣の顔合わせで不採用にならないための対策
採用担当者から悪い印象を持たれた
採用担当者は、短時間の顔合わせで「一緒に働けるかどうか」を判断します。
顔合わせ時に、自社でには合わない・感じが悪いなど、悪い印象を持たれると不採用に繋がります。
たとえば、時間が守れない・清潔感がない・敬語が使えないなどは、印象が悪いと感じられてしまう恐れがあります。
企業の想定していたスキル・経験とギャップがあった
派遣先は、書面や派遣会社からの事前情報で、あなたのスキルや経験を想定するため、顔合わせ時に大きなギャップが発生した場合は不採用につながります。
特に、PCスキルや事務経験など、職務経歴書では可視化が難しい内容は、顔合わせ時に細かいヒアリングをされます。
派遣先企業が想定していたレベルに満たない場合、任せたいお仕事を依頼できない点から、不採用となるケースがあります。
派遣の顔合わせでほぼ採用か不採用かを見分けるコツ
採用・不採用を見分けるには、企業担当者の表情や質問の深さなど、明確なサインを見逃さないことがポイントです。
採用フラグ・サインの見分け方
派遣先企業が、採用したいと考えている際に出る代表的なサインは、今後の具体的な流れや前向きな言葉として現れます。
- 入社日やスケジュールの具体的な確認をされる
- 「ぜひお願いしたい」といった前向きな言葉をかけられる
- 各職場や従業員の紹介を丁寧に行ってくれる
- ほかでも選考を進めているか聞かれる
顔合わせ時に上記に当てはまる項目があれば、採用される可能性が高いです。
不採用フラグ・サインの見分け方
派遣先企業が見送りを検討している際に見せるサインは、コミュニケーションの形式化や時間短縮として現れます。
- 顔合わせの時間が予定よりも大幅に短い
- 今後の具体的な流れの説明がない
- 業務の大変さや難しさを強調される
- 「またご連絡します」といった形式的な挨拶で終わる
顔合わせ時に、就業が難しいと判断をされた場合、上記のようなサインが出る可能性があります。
派遣の顔合わせで不採用にならないための対策
顔合わせで不採用を避ける最大の対策は、派遣先企業の懸念点を先回りして解消することです。
具体的な対策は3つあります。
「この方なら安心して任せられる」と感じてもらうための事前準備が、採用率を高めます。
経歴とスキルの棚卸しをしておく
派遣先企業は、募集要項に合致する具体的な経験やスキルを求めているため、経歴やスキルの棚卸しが大切です。
下記を参考に、経歴やスキルをそれぞれ細かく細分化し、整理しておきましょう。
| 経歴の棚卸し |
|
|---|---|
| スキルの棚卸し |
|
自己紹介や質問への回答を事前に準備する
顔合わせの質問では、ポイントを押さえて簡潔に答えることが、成功の秘訣です。
担当者への好印象や信頼性向上に繋がるため、事前に回答を準備しておきましょう。
自己紹介や質問への事前準備は、下記の手順で行うことがおすすめです。
- 経験、スキル、強み、弱みをすべて書き出す
- 派遣先が何を求めているかリサーチをする
- ニーズに合うエピソードを2〜3個に絞る
- 結論・理由・実績・活かし方の順で組み立てる
- 専門用語を避け、伝わりやすい言葉に変える
- 声に出して練習し、時間や違和感を調整する
>>派遣の顔合わせで企業からよく質問される内容はこちら
顔合わせの服装や身だしなみに注意する
派遣の顔合わせでは、カジュアルよりもややフォーマル寄りを選ぶと失敗を防げます。
第一印象は結果に大きく影響するため、服装や身だしなみには注意が必要です。
清潔感のある身だしなみや服装は、派遣先企業からの信頼に直結します。
以下の服装・身だしなみを意識し、顔合わせに挑みましょう。
| 服装 |
|
|---|---|
| 身なり |
|
派遣の顔合わせで企業からよく質問される内容3選
派遣の顔合わせでは、就業意欲や業務への貢献度を確認する質問が中心です。
特に、経歴・志望理由・残業の可否についてよく質問されます。
質問の裏にある採用側の懸念点を汲み取り、先回りして安心感を与えることが、採用を確実に勝ち取る最短ルートです。
1.自己紹介と職歴
顔合わせの冒頭で聞かやすい自己紹介と職歴では、就業意欲とあなたの貢献度を確認しています。
自己紹介は、挨拶・氏名・経歴の要約・意欲・締めの言葉の順番で、1分から1分半程度にまとめましょう。
本日はお時間をいただきありがとうございます。〇〇〇〇と申します。
私はこれまで、主に一般事務や営業事務として約5年間、派遣社員として勤務してまいりました。
直近では、〇〇業界の事務センターで、データの入力や書類作成をメインに担当しておりました。
これまでの経験を活かし、正確かつ迅速に業務を進め、皆様への事務サポートを精一杯努めたいと考えております。
本日はよろしくお願いいたします。
また、経歴では直近の職歴と派遣先で活かせる経歴に絞り、具体的に伝えると効果的です。
直近の企業では、営業事務として約3年間勤務しておりました。
主な業務は、1日約50件の受発注データの入力と、請求書の発行・発送業務です。
主にExcelを使用し、VLOOKUP関数を用いた集計作業や、定型フォームの作成などを日常的に行っておりました。
2.その就業先やお仕事を選んだ理由
自己紹介や経歴の次に多い質問が、志望理由です。
志望理由では、仕事に対するモチベーションの高さと、早期離職の可能性を確認されます。
志望理由では、待遇や勤務条件面ではなく、派遣先の理念や業務内容への関心を軸に話しましょう。
これまでは、正確なデータ入力や書類作成をメインに業務を行ってまいりました。
その中で、指示を待つだけでなく、次に何が必要かを先読みして動くことに大きなやりがいを感じていました。
そのため、御社の状況を判断し先回りをしてサポートをするお仕事に、とても魅力を感じました。
これまでの実務経験が最も活かせる職場だと考え、応募させて頂きました。
3.就業時期や残業の可否
顔合わせでは、就業後のギャップを防ぐために、実際の就業時期や残業の可否についても質問されます。
可能であれば、「すぐに就業ができ残業もまったく問題ありません」と即答するのがベストです。
しかし、制限がある場合は「月〇時間までなら対応可能」「火曜日以外であれば可能」など、具体的な数字や条件を提示しましょう。
あいまいな返答は、採用後のトラブルを懸念させるため避けてください。
>>派遣の顔合わせ(職場見学)はほぼ採用?真相と採用率を解説をもう一度見る
派遣の顔合わせ結果は遅い?採用・不採用の連絡期間
派遣の顔合わせは、3営業日以内に連絡が来るのが一般的で、遅くても1週間以内には結果が出ます。
1週間以上遅れる場合は、社内承認に時間がかかっている、他候補者と比較をしているなどの可能性があります。
連絡が遅く不安なときは、3営業日程度を目安に、派遣会社の担当者へ確認をしましょう。
また、連絡が遅いと感じた時点で、念のため次に応募する求人を探し始めておくと効率的です。
派遣の顔合わせはほぼ採用は本当か知恵袋で口コミを調査
Yahoo!知恵袋の口コミ調査では、当日中に採用が決まった成功例がある一方で、社内調整や就業開始日の不一致などの理由で不採用となる事例も見つかりました。




自分に自信がなくなってしまい落ち込んでいます
家庭の諸事情(父が年末手術する事になりまして)で年明けからしか勤務ができないと伝えたところ、
営業担当さんが交渉してくれましたが人事部的には少しでも早く入ってくれる人がいいとのことで不採用になったとのことです。
※一部抜粋
(出典:Yahoo!知恵袋)
▶横にスクロールできます
SNSの口コミでは、ほぼ採用ではあるが確定ではない、というリアルな実態が確認できます。
「社内調整の都合」といった漠然とした理由で不採用を伝えられた場合は、派遣先が他社を優先して採用をした、採用計画自体が白紙になったなどの可能性があります。
>>派遣の顔合わせ(職場見学)はほぼ採用?真相と採用率を解説をもう一度見る
派遣の顔合わせに関するよくある質問
派遣の顔合わせに関するよくある質問は下記の通りです。
派遣の顔合わせで落ちてばかりの場合はどうすれば良い?
不採用が続く場合、スキルのミスマッチやコミュニケーション能力が要因の可能性が高いため、
- 派遣会社に登録しているスキルシートの見直し
- 顔合わせ時の身だしなみや回答方法の改善
が、おすすめです。
また、外部的な要因(他の派遣会社で採用が決まった、派遣先で人手募集を止めたなど)の確認も含め、派遣担当者へ不採用理由のヒアリングもしておきましょう。
派遣の顔合わせで不採用は違法ですか?
派遣先が顔合わせを面接の場として利用し、選考を行うことは違法です。
>>派遣の顔合わせ(職場見学)はほぼ採用?真相と採用率を解説
しかし、顔合わせでは勤務条件の調整や事前情報の確認を行うため、就業が難しいと判断された場合には、採用に至らない可能性もあります。
派遣の顔合わせの結果は翌日に出ますか?
顔合わせの結果は翌日に出る場合もありますが、応募する派遣先の状況によって異なります。
一般的には、最短即日から3営業日以内に結果が出ます。
また、派遣先企業が即戦力を求めている場合、他社に優秀な人材を確保されないよう、顔合わせ時にその場で採用を伝える場合もあります。
派遣の顔合わせ後に辞退はできますか?
派遣の顔合わせ終了後であっても、業務内容や職場の雰囲気が希望と異なると感じた場合、就業の辞退は可能です。
派遣先との正式な雇用契約を結ぶ前であれば、辞退する権利があります。
しかし、顔合わせ後の辞退を繰り返すと、派遣会社に「また辞退をされる」と懸念され、求人紹介数が減る可能性もあるため注意が必要です。
派遣の顔合わせ後に採用取り消しになることはある?
顔合わせで採用連絡が出た後に、採用を取り消されるケースは存在します。
主な理由には、
- 派遣先企業の突発的な経営悪化
- 人員を増やす予定だったプロジェクトの中止
- 派遣社員の経歴詐称が発覚
などがあります。
万が一、採用後に取り消しの連絡があった場合には、派遣担当者へ理由の確認を行いましょう。
>>派遣の顔合わせ(職場見学)はほぼ採用?真相と採用率を解説をもう一度見る
派遣の顔合わせはほぼ採用かについてのまとめ
派遣の顔合わせは、ほぼ採用に近い状態ですが、確実に採用されるわけではありません。
候補者との比較やスキルのミスマッチ、当日の対応方法などから、不採用になる可能性は十分にあります。
「ほぼ採用だから大丈夫」と油断せず、しっかりと準備をして臨む姿勢が大切です。
>>派遣の顔合わせ(職場見学)はほぼ採用?真相と採用率を解説をもう一度見る




