
「無期雇用派遣を選んで後悔しないか不安」
「無期雇用派遣はやめとっけって本当?」
こんな風に悩んでいませんか?
無期雇用派遣は、派遣会社の正社員として雇用されるため、雇用が安定しやすい働き方です。
一方で、一般的な正社員と同じ待遇や働き方を期待すると、ギャップを感じることもあります。
この記事では、無期雇用派遣で後悔すると言われる理由をわかりやすく解説します。
>>無期雇用派遣で後悔する人が多い理由
また、正社員や登録型派遣との違い、無期雇用派遣に向いている人の特徴もご紹介します。
ぜひ参考にしてください。
記事の目次
無期雇用派遣とは?仕組みをわかりやすく解説

無期雇用派遣とは、「派遣会社の正社員として入社し、そこから他社へ働きに出る」働き方です。
最大の特徴は、就業先での仕事が終わっても、派遣会社との雇用契約が終了しない点にあります。
次の職場が決まるまでの「待機期間」も派遣会社の社員として雇用が継続され、休業手当などの給料が支払われるため、収入が完全に途絶える心配がありません。
一般的な登録型派遣にある「3年で同じ職場を去らなければならないルール」の適用外となり、慣れ親しんだ現場で腰を据えて働くことも可能です。
最近では、正社員並みの安定を求めつつも、責任が重すぎない働き方を希望する20代後半から30代を中心に人気が高まっています。
特に、事務職やエンジニアなど特定の職種でスキルを磨きたいけれど、自力での正社員採用には自信がないという層に非常にマッチしています。
参照:
・派遣で働く皆様へ|厚生労働省
・労働基準法(休業手当)|e-Gov法令検索
無期雇用派遣で後悔する人が多い5つの理由
無期雇用派遣で後悔する最大の理由は、「派遣ならではの自由がなくなるのに、正社員ほどの給料はもらえない」という中途半端な状態になるからです。
ここからは、無期雇用派遣のデメリット面を詳しく解説します。
1.希望しない勤務地や職種に配属されることがある
無期雇用派遣は派遣会社の社員として働くため、基本的には会社の決定したルール(就業規則)に沿って働くことになります。
そのため、会社からの「次はこの職場で働いてください」という配属の指示は、自分の都合だけで断ることは難しいと考えたほうがよいでしょう。
希望職種に就けない:お仕事が希望職種と異なるケースも珍しくありません。
正直に言います。無期雇用派遣では、希望通りの勤務地や職種に必ず配属されるわけではありません。
たとえば「事務職希望」で入社しても、コールセンターや軽作業に配属になることは割とよくあります。
無期雇用派遣では待機期間(仕事がない期間)をなくすために、派遣会社は早急に配属先を決める必要があるためです。
2.正社員と比べて昇給が少なく給料面で格差を感じやすい
月給制になることで毎月の手取りは安定しますが、正社員のように「長く勤めるほど右肩上がりにお金が増える」という実感は持ちにくいかもしれません。
無期雇用派遣の給料は、就業先企業から得た料金がベースになるため、「毎年着実に数千円ずつ昇給していく」といった仕組みにはなりにくい傾向があります。
これは派遣会社側が、お仕事がない「待機期間」の給料を保証するためのコストをあらかじめ確保しているという事情もあり、いわば「雇用の安心料」として、月々の昇給幅がマイルドに抑えられている側面があると言えるでしょう。
3.登録型派遣のように時短勤務や週3・4勤務ができない
無期雇用派遣は「週5日・フルタイム」で働くことが契約の条件になっているケースがほとんどです。
副業も禁止:派遣会社の社員という扱いになるため、副業を禁止している会社が多く、他で稼ぐことも難しいです。
優良派遣会社を探したい方は、下記記事もおすすめです。
関連記事:派遣会社おすすめランキングを徹底比較|口コミも紹介
4.スキルアップが頭打ちになり将来に不安を感じる
就業先でのお仕事は、誰でもできる「定型業務(マニュアル通りの仕事)」が中心です。
AIに仕事を奪われる:最新のAIツールで代用できる仕事が多く、将来的に仕事自体がなくなるリスクも高いです。
5.就業先が変わるたび人間関係を築き直す必要がある
同じ会社にずっといられるわけではなく、就業先の都合で職場が変わることはよくあります。
職場が変わるたびに、人間関係を一から築き直したり、その会社ごとの細かなルールを覚え直したりする必要があり、精神的な負担を感じる方もいます。
また、就業先の社員同士はすでに関係性ができていることが多く、自分だけが「外様(よそ者)」のように感じてしまい、疎外感を抱きやすい点もデメリットの一つです。
知恵袋で「無期雇用派遣はおかしい」と叩かれる実態
Yahoo!知恵袋などの掲示板では、「無期雇用派遣はおかしいのでは?」という意見が見られることがあります。
その背景には、「正社員」という言葉が持つ安定したイメージと、実際の働き方との間にギャップを感じる人がいることが挙げられます。
多くの投稿では、派遣会社のビジネスモデルに対する不満や、働く側が「代わりのきく存在」として扱われているのではないかという疑問の声が見られます。
下記に、批判のポイントと実際の声をまとめます。
| 批判のポイント | 投稿者の主張 |
|---|---|
| 待機期間の給料が低い | 待機期間は給料の6割程度になることが多く、収入が下がってしまう。 |
| 「名ばかり」正社員 | 雇用期間が無制限なだけで、昇給も退職金もない。正社員とは名ばかりの搾取ではないか。 |
| キャリアの断絶 | 単純作業を延々とさせられ、年齢を重ねた時にどこにも転職できなくなる。 |
最後に、実際にYahoo!知恵袋に投稿された口コミをご紹介します。

無期雇用だったところで、仕事をずっと続けられるわけではありませんよ。
契約によるのだから、派遣先が打ち切るのは簡単です。
※一部抜粋
(出典:Yahoo!知恵袋)

※一部抜粋
(出典:Yahoo!知恵袋)

無期雇用派遣か正社員かであれば、経歴的には正社員の方が次の転職には有利です。
※一部抜粋
(出典:Yahoo!知恵袋)
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それでも無期雇用派遣が選ばれる3つの理由
ネット上では厳しい声も見られますが、登録型派遣にはない「生活の守り」を重視してこの働き方を選ぶ方も少なくありません。
具体的なメリットは、主に以下の3点に集約されます。
長期就業:同じ職場で最長3年までという制限がない。慣れた職場で5年、10年と腰を据えてキャリアを築くことが可能。
収入の安定:GWや年末年始などの大型連休があっても、月給制なので手取りが減らない。収支の計画が立てやすく、精神的な安心感に繋がる。
一つの職種で腰を据えて実力をつけたい方や、将来のライフプランを安定させたい方には非常に有効な選択肢となります。
無期雇用派遣で後悔しない人・向いている人の特徴
無期雇用派遣は、「正社員には手が届かないが、登録型派遣の不安定さは避けたい」という層にとって、非常にバランスの良い選択肢です。
ここでは、無期雇用派遣で後悔しない人・向いている人の特徴を具体的にお伝えします。
未経験から事務職の職歴を作りたい人
正社員の事務職は倍率が非常に高く、令和6年度の一般事務の有効求人倍率は約0.3倍と、求職者1人に対して求人が0.3件しかない状況です。
そのため未経験からの採用は狭き門ですが、無期雇用派遣なら派遣会社のバックアップを受けて事務キャリアをスタートできます。
職務経歴の強化:自力では入社が難しい大手有名企業に配属されるケースも多く、履歴書に「〇〇株式会社(就業先企業名)にて事務に従事」と記載できる実績が作れます。
実際の現場感覚でいうと、未経験から正社員の事務職に応募しても、書類選考すら通らないケースが珍しくありません。
事務職は応募が非常に多く、経験者が優先されるためです。
そのため、まずは派遣で事務経験を積み、職務経歴を作ってから正社員へステップアップする人も多いです。
事務派遣に興味のある方は、下記記事もおすすめです。
関連記事: 【事務職に強い派遣会社】おすすめランキング|選び方や口コミも解説
転職活動のつなぎとして安定収入を優先したい人
「次の仕事が決まるまで無収入になることが不安」という人にとって、月給制の無期雇用派遣は強力なセーフティネットになります。
固定給の安心感:登録型派遣のように「大型連休がある月は給料が激減する」といった心配がなく、毎月決まった額が振り込まれるため、生活設計が立てやすくなります。
派遣でも仕事が途切れず安定して働きたい人
一つの職場で長く腰を据えて働きたい方や、収入の波をなくしたい方にとって、無期雇用派遣は理想的な選択肢です。
登録型派遣の最大のネックである「3年ルール」が適用されないため、就業先の企業と合意があれば、同じ部署で5年、10年と長期的に働き続けられます。
これにより、職場が変わるたびに人間関係や業務ルールを一から覚え直す負担を減らせます。
【比較表】無期雇用派遣・正社員・登録型派遣の違い
無期雇用派遣は「派遣会社の正社員として働く派遣」という少し特殊な働き方のため、正社員や登録型派遣との違いが分かりにくいと感じる方も多いでしょう。
ここでは、無期雇用派遣・正社員・登録型派遣の違いを比較表でわかりやすく整理しました。
| 比較項目 | 無期雇用派遣 | 正社員(直接雇用) | 登録型派遣(有期) |
|---|---|---|---|
| 雇用主 | 派遣会社 | 勤務先の企業 | 派遣会社 |
| 雇用の安定性 | 〇 (待機中も雇用継続) |
◎ (長期雇用が前提) |
△ (契約期間のみ) |
| 給料体系 | 月給制(固定) | 月給制(固定) | 時給制(実働分) |
| ボーナス | 派遣会社による | あり | 基本なし |
| 勤務地の自由 | 低い (会社が決定) |
低い (異動・転勤あり) |
高い (自分で選べる) |
| 採用ハードル | 中 (面接・適性検査あり) |
高 (複数回の面接) |
低 (登録・スキル確認) |
| 3年ルール | なし(長期就業可) | なし | あり(最長3年) |
このように、無期雇用派遣は「正社員の安定性」と「派遣の働き方」の中間のような雇用形態といえます。
登録型派遣のように契約終了で収入が途切れるリスクは少ない一方で、正社員とは異なる特徴もあります。
そのため、無期雇用派遣を検討する際は、正社員や登録型派遣との違いを理解したうえで、あなたの働き方の希望と合っているかを確認することが大切です。
無期雇用派遣は将来どうなる?50代以降のキャリアリスク
無期雇用派遣で長く働き続けるためには、「雇用される安定」だけでなく「選ばれ続けるスキル」を自ら磨いていく視点が欠かせません。
派遣会社との契約に期限がないため、30代・40代からスタートしても定年まで在籍することは制度上可能です。
しかし、50代以降になると就業先が求めるニーズと自身の経験が合致しにくくなるケースもあり、年齢に応じた専門性や柔軟性がこれまで以上に求められるようになります。
無期雇用派遣の良さを活かしつつ、将来の不安を解消するためのポイントは以下の通りです。
柔軟な働き方の受け入れ:これまでの経験に固執せず、新しい業種や役割に挑戦できる柔軟さがあれば、仕事が途切れるリスクを最小限に抑えられます。
派遣会社との連携:担当者に対し、長期的なキャリア形成の意思を伝え、教育制度を積極的に活用しましょう。
無期雇用派遣に関するよくある質問
無期雇用派遣への転換や入社を検討する際、多くの方が抱く疑問をまとめました。
無期雇用派遣と正社員の決定的な違いは何?
無期雇用派遣と正社員の決定的な違いは、雇用主が「実際に働く企業」か「派遣会社」かという点です。
正社員は勤務先の企業と直接契約を結び、その組織の一員として昇進や異動を経験しながら長期的なキャリアを築きます。
一方、無期雇用派遣はあくまで派遣会社の社員であり、働く場所は他社であるため、現場での業務内容や評価が直接的な昇給や役職昇進に結びつきにくいという構造的な差があります。
また、福利厚生についても就業先の制度ではなく、派遣会社が提供する内容が適用されるため、住宅手当や家族手当などの充実度において差を感じる場面が多くなります。
就業先から契約終了(クビ)と言われたらどうなる?
就業先から契約終了を告げられたとしても、派遣会社との雇用関係は継続しているため、即座に失職することはありません。
待機期間中は、次の配属先を探すために担当者と面談をしたり、求人の紹介を受けたりしながら次の仕事が決まるのを待つ形になります。
場合によってはスキル研修やオンライン講座の受講を案内されることもあり、その時間をスキルアップに充てるケースもあります。
無期雇用派遣は「デメリットしかない」って本当?
いいえ、そんなことはありません。ただし、「正社員と全く同じ」だと思って入社すると後悔します。
無期雇用派遣には、配属先を選べない、昇給が緩やかといったデメリットがあるのは事実です。しかし、一方で「待機期間も給料が出る」「3年ルールに縛られない」という、登録型派遣にはない強力な安定感があります。
「自由よりも、まずは安定した月給と職歴が欲しい」という方にとっては、むしろメリットの方が大きい働き方と言えます。
無期雇用派遣から正社員になれる確率は?
就業先企業の正社員として直接雇用される確率は、それほど高くありません。
しかし、昨今の人手不足の影響で、優秀なスタッフを自社に囲い込みたいと考える企業は増えています。
特に、高度なOAスキルや専門知識、あるいはAIツールを使いこなして業務を効率化した実績がある場合、就業先から「直接雇用に切り替えたい」という打診を受けるケースが見られます。
無期雇用派遣は後悔する?やめとけと言われる理由のまとめ
無期雇用派遣で後悔するかどうかは、あなたが「自由」と「安定」のどちらを大切にしたいかで決まります。
「やめとけ」と言われるのは、正社員のように働く場所を自分では選べない不自由さがある一方で、お給料の上がり幅がゆるやかで正社員ほどの手厚いボーナスが期待できないからです。
>>無期雇用派遣で後悔する人が多い理由
一方で、これまでの派遣のように「次の仕事が決まらなかったらどうしよう」という不安を抱えていた方にとっては、無期雇用派遣はとても心強い味方になります。
この記事が参考になれば幸いです。




